今シーズン雪多いですね。そして昔に比べると雪が重い、まるで北陸の雪のようです。暖冬の仕業でしょうか…。
雪が多いと大変なのが ‘屋根の雪下ろし’重労働です。下ろすだけならまだしも、運び出さなければなりません。融雪装置が設置してあれば助かりますが、設置費・維持費 安くなったとはいえ掛かります。私の建てた家は1m積もっても大丈夫と自負していますが、一斉に雪下ろしの光景を目にしますと、心情穏やかではありません。 そこで、私の考えと経験を少々……。
昨今の雪は積もっても溶けるのが早いですね。南面の雪はそのままでよいと思いますが、問題は北面です。(北面向きの屋根を造らなければ、このような問題は起こりません。) 私は、‘雪を下ろしたくない’という物臭信念から、スコップ等で積もった雪の表面を凹凸になるようかき混ぜたり、可能な所は屋根の南面に運んだりしています。これは、凹凸にすることにより日照面積が増え雪解けを促進させます。意外と早く溶けますよ。(豪雪地域では、「そんな悠長なことしていては!」 と、叱咤されるでしょうね。) ついでに、下階の間取りを思い出していただき、部屋の中央に当たる屋根の雪や、軒先の雪の量 を減らしておけば、重労働しなくても 気の利いた屋根の雪対策人となるでしょう。 ちなみに、雪の重さは 1m四角に10cm積もると雪質にもよりますが、30〜50kgになります。1m積もると500kg、その時、地震がきたら…?と想像しますと, やはり 早めに雪下ろし しましょうか。 などと いろいろ思考しながら、設計に取り組んでいます。
思うがまま述べましたが、決して責任の取れる話ではございません。悪しからず!