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風土と木の特性
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伝統的な日本の木造家屋は、熱帯と寒帯との二重性格を持ち、雨が多く湿度が高い、地震や台風にも見舞われる、このような厳しい気候風土に、鍛えられ磨かれて築き上げられてきました。この家屋は柱と梁で屋根を支え壁をなくし開放的にして、光と風を屋内に入れ自然と一体化し、夏の蒸し暑さといかにつきあうかを、メインテーマに工夫された家づくりです。冬の寒さは、足元を集中的に暖めてくれるコタツ、重ね着等でしのいできたのです。現代人には、寒冷地の高山でこの環境では少々厳しいですね。

木は、この風土にみごとに対処できる優れものなのです。切られて木材に加工されてもなお、周囲の温度や湿度に合わせて空気中の水分を吸ったり、吐いたりして呼吸しています。この特性をうまく利用したのが代表的建造物 正倉院の校倉造り・桧造りです。古代の倉庫です。現在まで宝物が極めて良好な状態で保存されていると聞きます。内部の調温・調湿作用が働き、特に湿度の変動が非常に穏やかであることが確認されているとのことです。

桧のおどろきはまだあります。 以前、法隆寺の棟梁 西岡常一氏について書かれた書物(書物名を忘れましたが。)を読んだ時の記憶を述べます。
1400年もの間、重みに耐え変形した たるきが、重みを取り除いたら、2〜3日で前の姿に戻った。桧は、加工されてからも数百年にわたり強度が上がり、粘りがあり、湿気に強く、耐久力があります。桧を使い、適切な設計と、高度な技術があれば1000年以上もつというのです。当然、維持管理が重要になってくると想いますが……。又、木に鉄を併用すると、木の命を縮め 木だけなら1000年もつものを 鉄を使って、500年に減らすことはない! この一説が、今だにはっきり脳裏に焼き付いています。

現代の建物は、新しい工法が、多種多様化しています。はたして風土にあった建物なのでしょうか?昔のしっかりした在来工法の建物解体で、梁組をはずしていきます。梁は乾燥と収縮、そして解き放たれたことにより 以前の姿に、癖に、戻ろうと曲がり・ねじれていきます。再度、組もうとしても変形して組めません。組まれていた時は梁と梁どうしが、お互いに引っ張り・押しあい・曲げあい・ねじれあい、あらゆる力が一本の梁にかかって、ピアノ線のように張りつめていたのです。構造計算で 型にはめることのできぬ 木の神秘です。
耐震化の必要性の中で、在来工法の木組みが置き去りにならぬよう、建てる側も、建てられる側も本来の木の特性を知り、納得した上で 前へ進んでいきたいものです。
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